MENU

ごぼうの消臭効果

おならが出やすい理由に、大きく分けて二つあります。一つはストレスが原因で日常的に空気を飲み込みすぎている事、もう一つはガスが発生しやすい食物(ごぼうなど)を食べている事です。前者の空気を飲み過ぎているとは、空気嚥下症(くうきえんげしょう)と言って、日本では約8人に1人がかかっていると言われ、いわゆる国民病の一つであり、緊張や悩みなどが原因で、唾液とともに空気を無意識に飲み込みすぎてしまい、ゲップやガスが出やすくなる症状を指します。ゲップが出やすいのは、唾液と一緒に空気が胃の中に入って溜まり、胃が空気で一杯になり、胃が空気を外に出そうとする状況になっている場合を指します。ゲップはストレスを緩和することでかなり対処できますが、対処が難しいのが腸内ガスです。

 

おならが出やすくなるのは、胃が緊張してゲップとして排出されず、飲み込んだ空気が胃から腸へ送られて、そこで腸が刺激を受け、腸の運動が激しくなり、腸が空気をおならとして押し出そうとします。お腹のグルグルやキューという音は、そういう状況下にある訳です。しかし、腸に空気が入ることは別に特別なことではありませんし、ぐるぐる音も健康の証でもあり、誰でも腸の中には常に空気が存在しています。これを「腸内ガス」と言いますが、この腸内ガスは、私たちが生きていく上で欠かせないもので、腸内を刺激して便を押し出す役割を担っています。しかし、自分の輩出するガスが臭くなるのは、腸内の中に存在する「善玉菌」と「悪玉菌」のバランスが乱れている、つまり腸内環境の悪化が原因である事が分かっております。これは、ストレスを改善するだけでは全く対処出来ません。日頃の食生活のバランスを考えなければならないのです。

 

大人の腸には、平均してコップ1杯程度の腸内ガスが常に存在していると言われております。古い腸内ガスは身体の外へ排出されますが、約15%はおならとして排出され、残りの85%は吐く息とともに口から出されます。おならが出ること自体はとても自然な現象で、一般的に平均して10〜20回ほどのガスが出ます。そして健康的な人の場合、腸内ガスの99%が無臭で、残り1%が臭うガスだと言われております。通常、ガスはほとんど臭わないのです。しかし、腸内環境・バランスが崩れると、99%のガスが減少して、臭いのあるガスが増大してしまいます。実は、臭い原因はここにあります。

 

腸の中には、食物を分解するために「腸内細菌」と呼ばれる細菌が存在します。この腸内細菌が、食物を分解する際にガスを作り出します。つまり、臭うガスが生まれる原因は腸内細菌によるものなのです。腸内には千種類以上の腸内細菌が潜んでいます。その中に、臭いのもととなる有害なガスを作り出す細菌、「悪玉菌」があるわけです。乳酸菌などの「善玉菌」はプラスに働く腸内細菌として知られていますが、臭う腸内ガスを生み出しマイナスに働く腸内細菌を「悪玉菌」と呼びます。悪玉菌が作り出す臭いはとても強烈で、わずかでもクサイと感じてしまいます。そして、臭いのもとになりやすい食物に、タンパク質やニンニク・ニラ・ネギ・ゴボウ・芋類、豆類などがあります。「ごぼうを食べたらおならの臭いは臭くなくなる?」は迷信ではありません。少量であれば良いのですが、摂取しすぎると臭うガスの原因の一部になってしまいます。

 

自然な腸内ガスにするには、貴方の腸内環境を整えて、原因となる食物摂取を適度に守り、適度な運動と便秘を改善する事、またストレスを減少させて体内に空気が入らないようにしなければなりません。決して食物だけが原因ではありませんので、誤解をしないようにしてください。総合的に判断して、よりよい生活習慣を身につけることが大切です。